月刊基礎知識
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2007年04月号
グローバリズムという黒船来襲を考えるミニ特集
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袋小路派の政治経済学*[企業買収、堀は埋められた]

袋小路派の政治経済学*[企業買収、堀は埋められた] 今度は、サッポロビールかよ。外資の連中、好き放題やりやがって。今回のサッポロビール買収事件を巡っての、偽らざる感想です。皆さんは、いかがでしょうか?バブル期には、日本は“買う側”をやっていましたが、バブル崩壊以降の長期不況の中、一転、“買われる側”になってしまいました。でも、そんな簡単に行くもんなんですかね?いやいや、実際、そうでもなかったんですよ、かつては。いわゆる「非関税障壁」という堀が、日本経済を幾重にも取り巻いていたもので、黒船外資はそうそう日本には上陸できませんでした。その堀を一つ一つ埋めて行こうということで始まったのが、日米構造問題協議でした。そして、それに従って小泉「構造改革」が進められ、外堀、内堀と埋められていった結果、日本経済は攻め放題の平城となってしまったわけです。“平成の平城”ってやつですね。

執筆者:土屋彰久

外来語の普及から読み解く戦後史〜part.4

外来語の普及から読み解く戦後史〜part.4 戦後60余年のこのカタカナ語の普及ぶりから日本人の足跡を振り返る用語集、第4回です。今回は1991年から2006年までをお届けします。冷戦体制が終わり、バブルは崩壊し、国際社会の優等生ニッポン国よ何処へ。そのまま現在まで突入して来ましたので、ここから先は皆さんそれぞれでご研究ください。

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