安倍新政権は流行語大賞をゲットできるか
2006年も残り少なくなって来ました。さあそろそろ1年間を「ことば」で振り返ってみましょう、とリストアップを始めて気づいたことは、昨年までに較べて政治のことばが少ないことです。長く続いた小泉政権から安倍内閣にバトンタッチされ、内閣支持率も上々のスタートを切ったと聞いていますが、いったいどうしたことでしょう、「ことば」は時代を映す鏡ということになっていますから、ことばの流行と支持率とが比例関係とまでは行かないまでもある程度の相関関係にあってもいいのかなと思いますが、「美しい国」も「再チャレンジ」も造反議員の復党問題や「タウンミーティング」「やらせ質問」に塗り潰されて、このままだと2006年新語流行語大賞に政治のことばが皆無!なんて事態もあり得そうです。もしかして、これが政権の先行きを暗示する現象かもしれないと気づいている人も多いんじゃないですか?