月刊基礎知識
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2006年08月号
甲子園まで何マイル?夢の大きさはメジャーで測れるか。
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聖なる地はいつも人々を魅了してきたものですの用語集

聖なる地はいつも人々を魅了してきたものですの用語集 夏の風物詩といえば全国高校野球選手権大会、通称「甲子園大会」ですね。出身県の学校の戦いぶりに一喜一憂する人はいまも少なくありません。高校野球の“聖地”をめざし、来る日も来る日もひたすらに練習に打ち込む球児たちの頑張りに勇気づけられる人々も多いでしょう。近年では越境入学や選手の青田買い、留学生問題など、球児よりも周りの過熱ぶりが気になるところではありますが……。今回はさまざまな「聖地」にまつわる用語集をお届けします。

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距離と時間に関する数値のお話

距離と時間に関する数値のお話 もしあなたが男の子なら、子どもの頃にスーパーカーや新幹線、飛行機の最高速度に胸をときめかせたことが少なからずあるのではないでしょうか。現在も乗り物の進化は止まることをやめず、1950年代には東京〜札幌間の所要時間は約26時間もありました(青函連絡船の乗船時間含む)が、現在では10時間弱、将来的には4時間を切る(北海道新幹線の開通とFASTECH360の営業運転開始が実現された場合)といわれています。飛行機に至っては全国格差がほとんどなくなっており、東京からであれば1時間30〜45分でほとんど日本中どこへでも行けてしまいます(沖縄などを除く)。さて、今回はその距離と時間についてのお話です。

著者:白鳥 敬

袋小路派の政治経済学*第7講[治安編](後編)

袋小路派の政治経済学*第7講[治安編](後編) 先月号に続いて、「我々国民は税金で治安を買っている」というテーマの後編になります。それは高い買い物なのか、安い買い物なのか。秋田の事件を取り上げたのは、お察しの通り、その背景にある経済問題の普遍性を指摘し、一見、他人事のように見えるこの事件(秋田連続児童殺人事件)も、けっして他人事ではないという話に、無理矢理持っていくためです。カネで治安が守られるならば、守られる命にはどんな具合に値が付けられるのでしょう。法律の世界を覗いてみると、子どもの命は大人の命より軽く扱われており、二人くらいなら大人一人と同程度という感じなんです。つまり子が親を殺すと重く、親が子を殺すと軽いという格差の話になるようです。

執筆者:土屋 彰久
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