「2003年日本新語・流行語大賞」からみる〈流行り〉のキーワード
2003年12月1日、毎年恒例の「新語流行語大賞」が発表されました。政治・スポーツ・お笑い…流行語の起こりやすいジャンルから“順当”な受賞語が選ばれましたが、そこは〈流行り〉というものの常で、流行語の歴史をひもといてみると昔も同じようなパターンで流行った言葉がいくつもでてきます。今回のほうが“バージョンアップ”された流行もあれば、昔のほうが辛辣なものも。なにしろ「歴史は繰り返す」です。
2003年12月号
年の瀬に読む「明日への指針をさぐる材料」の特集
|
「2003年日本新語・流行語大賞」からみる〈流行り〉のキーワード2003年12月1日、毎年恒例の「新語流行語大賞」が発表されました。政治・スポーツ・お笑い…流行語の起こりやすいジャンルから“順当”な受賞語が選ばれましたが、そこは〈流行り〉というものの常で、流行語の歴史をひもといてみると昔も同じようなパターンで流行った言葉がいくつもでてきます。今回のほうが“バージョンアップ”された流行もあれば、昔のほうが辛辣なものも。なにしろ「歴史は繰り返す」です。 |
世代交代のキーパーソンからキーワード2003年も数多くの世代交代が行われました。世代交代の現在を見ることは、その世界の過去をたどるにも未来を測るにも絶好の材料。最近は時流に上昇ムードがないためか、希望よりも不安の印象が強いものが多かったようです。過去の功績に負けず、現在の停滞を払拭してくれるような、新しい世代の活躍を願ってやみません。 予知と予測と予報に関する単位と数値いよいよ年の瀬となり、新聞でもTVでも〈来年の予測〉といった企画が出てくるようになりました。『現代用語の基礎知識』でも創刊から56年の歴史のなかでも未来を予測するような言葉を数十数百(いやもっと多く)掲載してきました。今日的にみれば、的中したもの・見当違いだったもの…等々(今日的な評価はカンタンなコトですが)、いま読むとおもしろいものです。そういう用語を発掘するのは別の機会にゆずるとして、今回は予知や予測についての知識を特集してみました。 著者:白鳥 敬
|
|||||