「弱っているのか日本人。がんばれ、ニッポン!!」
「かつて英国病と言われたが、いまや“日本病”だ」小泉首相は年初22日、パッテン欧州委員会委員と会談したさい、そう語ったが、じっさい日本の国は“病い”といっていいほど、いろんなことがうまくいっていません。
しかしどうでしょう。歴史をひもとけば、イギリス・フランス・イタリア・ドイツ・アメリカ…G8の国々は、みんな“病い”にかかっているのです (ロシアはまた“別の病い”に罹っていたわけですが) 。それは80年代のことです。その間、日本はといえば『Japan as No.1』などといわれて一人勝ちしていました。つまり、ちょっと遅れて発病した…程度に思えば気が楽です。また『現代用語』に解説された各国の病の「カルテ」をみれば日本がこの不振から脱するヒントが多くかくされているようです。